2014年12月30日火曜日

2014年、最大の事件はBABYMETAL DEATH

今年も残すところ、後一日となりました。

毎年、年末になるとどこかの寺で「今年の漢字」なるものが発表されるのですが、2014年は「税」だそうです。
アベノミクスの失敗を全て消費税のせいにするリフレ派がこんなところにまで影響を及ぼしてしまったという証にはなるかもしれませんが、「今年の漢字」には相応しくないでしょう。

私だったら、「滑」にしますね。
山が滑り落ちる土砂災害で多くの方が亡くなりました。
また、STAP細胞、偽べートーベン、さらには「生活の党と山本太郎となかまたち」など多くの「スベリ」が巷を賑わせました。
もちろん、アベノミクスの「スベリ」も忘れてはなりません。

ちなみに2011年は「絆」でした。
それが3年経って、地雷女に細胞を仕込まれたりしたあげく首を吊ったり、金目当てに結びついた詐欺師と売れない作曲家が仲違いしたり、昔の仲間に全員逃げられて過激派の「なかまたち」になったりと、腐った「絆」がついに切れて谷底に滑り堕ちていった、という感じですね。


ロクなことがなかった2014年なのですが、これは一つのフェーズが終わる最後の段階であるとも考えられます。

つまり、今はフェーズが切り替わる端境期にあると思うですが、その象徴と言うべきなのがBABYMETALなのです。


しかし、このBABYMETAL、なかなかに難しい存在です。
一般には、「アイドルブームの中、メタルという新機軸を打ち出して今年ブレイクした注目株」みたいな捉え方をされているのでしょうが、これでは事の本質を見失ってしまいます。

そもそも、今年になってまだ「アイドル」とか言って喜んでいるのが愚の骨頂です。
去年、『あまちゃん』があれほど明確に「アイドル」の歴史を描くことで、それを終わらせたのにもかかわらず、です。
あそこまでやられて、まだ分からないというのはもうどうしようもありません。
「アイドル鑑賞が趣味です」と言われればそれまでですが、ようするに「若い女の子を見るのが好きです」というだけのことでしかありません。
しかし、それならば今やAVの方が楽しめると思いますが、アイドルのような中途半端なものに拘るというのもまた、SNSなどに溢れる「腐った絆」的なものを求めてのことでしょう。

したがって、BABYMETALのクリティカルポイントはアイドルではない。
メタルです。
メタルであること、これこそが重要なのです。


つまり、今ってメタルなのです。
メタルこそがこれからのフェーズのキーアイテムなのです。

一方で、終わったものは何か?

一言で言えば、EDMとかいうやつですね。

今、シンセサイザーの音がとにかくダメです。
もちろん、リズムマシンやらオートチューンで加工されたボーカルなんかも、もう結構という感じです。
そういったものを使って、レトロフューチャーみたいなムードを出すのも、いい加減にしてくれと思います。
フューチャーでも何でもなくて、ただのレトロ、若い人は知らないでしょうが、滝田ゆうの電柱みたいなものです。

いつまでやってんだよと、なぜもっと多くの人が思わないのか不思議です。

小室哲哉が「EDM!、EDM!」とかツイッターで盛り上がっているのを見るのも正視に耐えません。

Aphex TwinとFlying Loutusのニューアルバムが話題になりましたが、それをもって「音楽復興の兆しがある」とか言い出す田舎者もいるそうです。
私などは、これらのアルバムから感じるのは、80年代のチック・コリアやハービー・ハンコックだとかです。

チックもハービーも悪いミュージシャンじゃありません。
そして、あの時代、彼らはそれなりに新しいことをやっていました。
しかし、当時高校生だった私には、「ジャズを引き摺っているのは結局古いな」としか思えませんでした。

それと同じことを、Aphex TwinとFlying Loutusのニューアルバムにも感じます。

1940年代に革新的だったモダンジャズが、40年経ってフュージョンなどと名前を変えても「もういいや」としか思えない。
1970年代に革新的だったテクノが、40年経ってEDMなどと名前を変えても「もういいや」としか思えない。


この反復が、どうもあまり多くの人に共有されていないのですが、その理由は80年代のテクノように明確に存在した「次」が今は分かりにくいということがあると思います。


例えば、シンセサイザーの音がダメだと言いましたが、もちろんダメじゃないのもあるのです。
2010年以降のマーカス・ポップ(Oval)などは良いのですが、そもそもあれがシンセサイザーだと認識されていない、というか、その認識の不可能性こそがポイントだったりするので、話が大変に難しくなってしまいます。

これは、何故今メタルか、という本題にも繋がっていくのですが、今のメタルはかつてのメタルとは本質的に違うのです。
というか、メタルというのは凄まじく細分化しているので、違うメタルがあるということです。
そして、その違いとは「歪みの質」に起因したりするのですが、これも難しい話になってしまうので別の機会に書きます(本当は若い人で、そういうことをブログかなんかに書いてくれるような人がいてもいいんじゃないかと思うのですが、いませんね)。


とにかく、そういう今のメタルが「次」のフェーズの中心に存在している、ということだけは確かなのです。


私は、昔はメタルなど一番バカにしていました。
シンセマニアのパンクニューウェーブ少年でしたから当然ですね。
それが今や、すっかりメタル野郎です。
アイバニーズの薄いギターにハイゲインディストーションでジェントジェントです。

カントリーなんかもバカにして聴かなかったのですが、これは数年前から聴いて、いいなと思うようになりました。
いいなというか、カントリーが分からないとアメリカのロックなどは分からないのですね。

それにしても紆余曲折の挙げ句、この歳になって辿り着いたのが、かつて散々バカにしていたメタルだった、というのは我ながら驚きですね。

人は嫌ったりバカにしたりしていたものに最後は吸い寄せられていくのかもしれません。

野間易通さんなども、やがては「萌え~」とか言って美少女アニメを見ながら日の丸を振る老人になったりするのかもしれませんよ。


それで、BABYMETALの話に戻りますが、とにかくメタルであることが重要だというのはお分かりいただけたと思います。

そしてもちろん、世界的に評価されているというのがやはり決定的に凄いことです。
新しく出るアルバムのレビューで書いている方がおりますが、かなり難しいことなのですね、海外のライブで評価されるというのは。

先日、NHKで放送したロンドン公演も、日本語の歌であれほど外国人が盛り上がるというのは、見ていて感動しました。

あれが海外で受けるというのは、一つには日本趣味をかなり上手く取り入れているというのがあるでしょう。

特に、あの花魁と禿スタイルはダンスのみならず、歌の構成にも活かされていて三人でやる必然性を感じさせます。


メタルにおけるステージアクションとボーカルというのはなかなか難しくて、例えば、Meshuggahなどは、今や楽器用のアンプやスピーカーキャビネットを使わずにデジタルシミュレータの出力をそのままミキサーに送っているようです。

そうすると、ステージには楽器を持ったメンバーとボーカルが並んで演奏みたいになるのですが、どうもあのボーカルの雰囲気からしてメタルコントみたいな感じになってしまうのです。

たとえ、実際には音の出ていない張りぼてあってもマーシャルウォールというのは意味があったんだなと思いましたが、音楽はヘビーなのだけどビジュアルはコントというモダンメタルの問題点をどう解消していくのかについて、BABYMETALはそのサウンドとともに一つのスタイルを打ち立てたと思います。

こういうスタイルのイノベーションは日本では無視されがちですが、海外では確実に評価されますね。


ただいずれにせよ、BABYMETALの最大の魅力はやはりSU-METALのボーカルなのです。

上手いというよりも、彼女の声には力があります。

力がないと歌ってダメなんです。

松田聖子、安室奈美恵、宇多田ヒカル、みんな声に力がありました。
SU-METALのボーカルにはこれら歴代の歌姫に匹敵する力があります。


そういう力のある声で歌う人間が、日本から世界に向けて出てきた。

これは、やはり極めて大きな一つの事件なのです。

2014年11月30日日曜日

BOOKSCANを利用してみて

以前、手持ちのCDを全てAIFFフォーマットでiTunesに入れたという記事を書きました。
そのときに、本の自炊は大変だから業者に頼むと書いたのですが、二ヶ月ほど前からBOOKSCANという電子書籍化サービスの最大手に依頼しています。

最初は、部分的に電子化したい雑誌や薄い本などは自分でスキャンしてやっていたのですが、やはり大変ですね。

こういう作業というのは流れを掴んでルーティンワーク化すれば案外速くできたりもするのですが、量が多いと体が持ちません。
体調が悪くなってしまいますね。
工場での単純労働なんかは、やはり人間を非常に消耗させるものだと思います。

もっとも私が使っているのはプリンターといっしょになっているフラットヘッドスキャナなので、自動的に紙を送るドキュメントスキャナよりも格段に手間がかかるということはあります。
ただ、ドキュメントスキャナーの場合、本を綺麗に裁断するために裁断機が必要になります。
あれが嫌なんですね。
ああいうものを家に置きたくはないのです。
それに、ドキュメントスキャナと裁断機を新たに購入するとなると7~8万はかかってしまいます。
それならば、自炊する量にもよりますが業者に頼んだ方がいいということになります。
ただし、一枚書類を大量にスキャンする必要のある人は、ドキュメントスキャナを購入した方が良いと思います。フラットヘッドスキャナの場合、一枚一枚スキャンを待つというのが非常に疲れるんですね。


そういうわけで、BOOKSCANを利用してみた感想ですが、大変に素晴らしい、とは言えません。

これまで作業が済んだもので、3回ほど、計170冊くらい(費用は送料を含めて26,000円程度)依頼したのですが結構斜めにスキャンされるものがあります。
これは、元の本が斜めの場合が多々あるということで、確かにそうなんでしょうが、スキャンも雑なんじゃないかと思います。
斜めすぎて文字切れがあるものが2冊ほどありましたが、これらは再スキャンしてもらいました。
一方、文字切れの発生していないものは、再スキャンするとレイアウトによってはさらに傾く部分が発生する可能性があるということなのでそのままにしました。
読めないというわけではないですから。

また、もっと困るのはページ抜けが2冊ほどありました。
ただし、2冊とも600ページ以上もある中公バックスの世界の名著シリーズで、一冊は連続して2ページ、つまり一枚分、もう一冊は4ページ、つまり二枚分でした。
まあ、普通の本とはちょっと違うので仕方ないかなとも思います。
しかし、全ページ目視確認を掲げているチェック作業の信頼性という観点からは問題があります
ちなみに、ページ抜けはPDFのページ番号と本に書いてあるページ番号の差が最初と最後で一致するかチェックすれば分かりますので、確かめた方がいいですね。

他には、スキャン時に線が入ってしまったと思われるものが1ページ、ファイル自体が破損していると思われるものが一冊ありました。

これらは全て問題のあるページを再スキャンしてもらって解決しましたが、10日以内に報告しないと本が処分されてしまうので、出来上がると早めにチェックしないといけないのが困ったところです。
なお、変換したファイルの保存期間は一般会員の場合、三ヶ月です。


また、文字が薄くて読みにくいものがいくつかありました。
これは古い本によくあるのですが、元の本の文字印刷も薄めなのです。
したがって、コントラストを調整して濃くしてもらいたいのですが、裏写りや黄ばみが強調されてしまうのを避けるためか薄めの画像処理がされています。
PDFで調整できればいいのですが、Adobe Readerではできません。
したがって、JPEG変換をして画像処理ソフトで調整するしかありません。
Photoshopを使えば細かく調整できるのですが、私の持っているPhotoshop Elementsでは簡易な調整しかできません。
それでもかなり読みやすくはなります。
また、閲覧ソフトのPicasaでも見掛けの調整はできます。

ただ、BOOKSCANの色調整の基準が良く分からないのです。
例えば、先ほどの中公バックスの世界の名著シリーズだと、黄ばみが結構出ているのですが、文字は読みやすいのです。
一方で、中公のハードカバーの世界の歴史シリーズでは黄ばみは出ないのですが文字が薄くて読みにくいのです。
画像の色調整についてのリクエストは受け付けているようでが、基準が明確でないとクレームもつけにくいですね。

いずれにせよ、古い本は問題が発生しやすいようです。
傾きによる文字切れも40年以上前の世界の歴史シリーズでした。


BOOKSCANの特筆すべきサービスとして、チューニングラボというのがあります。
これは、iPadやiPhone、kindleなどの各社の端末にサイズや解像度を合わせた変換をやってくれるというものです。
先ほどのJPEG変換もチューニングラボで行います。
ただし、これはオマケ的なβサービスということで、処理仕様が実験的に変わるようなのです。

一回目のときにいろいろ試してみて、koboglo用の処理とRetinaディスプレイ搭載のipad用の処理が読みやすくて良かったのでそれでいこうと思ったのですが、一月くらい前に仕様が変わってしまい読みにくくなりました。
端末用の処理としてはファイルサイズが小さくなったり余白が除去されたりして改善されたということなのでしょうが、PC閲覧用の処理としては良くないですね。

したがって、今は将来購入予定のRetinaディスプレイ搭載のipad用チューニングとJPEG変換だけにしています。

また、二回目のときにはテキスト変換と音声変換もできました。
テキスト変換ができるとOCR処理をしなくても検索可能になり、こりゃいいなと思ったのですが、三回目のときにはテキスト変換も音声変換もチューニングラボから消えてしまいました。

あれは一体何だったのでしょうか?


なお、私は一般会員ですがプレミアム会員というのもあります。
これは、月一万円で50冊分のスキャンができて、一般では有料となるOCR処理やファイル名を書籍名に変換してくれる処理をします。
さらには現在一ヶ月以上かかる納期が一週間に短縮されたり、チューニングラボも優先的に利用できたりします。
50冊以上(350ページで一冊分となり、それ以上は200ページごとに冊数か加算される。オプション料金も同様)のOCR処理が必要な人は、明らかに得ですので利用した方がいいでしょう。
しかし、そうではない人は一般会員でいいのではないかと思います。
ファイル名は一般会員の場合、日付の入った数字の羅列になってしまいますが、私はフォルダ名に書籍名を入れて管理しています。
端末でPDFファイルを単独で扱う場合、ファイル名で何の本か分からないと困りますが、PCで扱うにはフォルダに書籍名があれば分かります。
チューニングラボの処理も、ブラウザで効率的やれば一般会員の一つずつの処理でも何とかなります。


以上のように、いろいろ問題のあるBOOKSCANですが、本棚一つに収まるくらいに本が減るまで利用していこうと思っています。

このようなサービスについて、「金を払うのだからもっと完璧にちゃんとやれ」と思う人もいるかもしれません。
しかし、私はそのような考えは間違いだと思います。
仕事としてやっていても他人が人のためにがやるのですから、思い通りには出来ないのは当然なのです。
一方で、自分でやればいくらでも完璧を目指してしまう。
ですが、これが良くないのです。
こういう作業で完璧を目指すのは大変な無駄です。
ですから、適当にやるために、完璧を目指さないためにこそ、人にお金を払ってやってもらうのです。

人を雇ったことがないと、こういう感覚は分かりにくいかもしれませんが、これは大事なことだと思います。

2014年10月30日木曜日

宮藤官九郎の『ごめんね青春!』は日本の前衛だ

テレビドラマ好き、というわけではありませんがそれなりに見ます。

大河ドラマの『軍師官兵衛』も見ていますが、これはダメです。
主演の岡田准一は悪くないのですが、竹中直人をかつての当たり役、秀吉に再びキャスティングしたというのが決定的に失敗です。
こういうことはするべきではないのですね。
1996年の『秀吉』では、「日本史上最大の成り上がり者である秀吉があんなお惚け野郎のわけがない」と思いつつも竹中の芸を楽しめましたが、それを再び見せたってしょうがないのです。
あれは竹中の一発芸だから良かったので、「だっちゅーの」を今見せられてもつまらないって話です。
中谷美紀も良くないです。
ああいう間延びしたしゃべり方は、武家の妻というよりも山崎拓の愛人なんかを感じさせます。
田中哲司の荒木村重は面白かったのですが、ドラマの運び方が人を見せると言うよりも「歴史のあらすじ」を再現、みたいな最近の大河ドラマのつまらない傾向を受け継いでいます。

一方、同じ日曜日の23時から地上波でやっている韓国の『太陽を抱く月』は面白いです。
最初は「架空の歴史ドラマ」ということでバカにして見ていなかったのですが、主役が大人になってからすっかりはまってしまいました。
確かに話としてはバカバカしいものです。
失われた記憶を取り戻しつつ初恋を成就させるという韓国ドラマにありがちなパターンで、よく考えるとこりゃないだろうと思うところも多々あります。
それでもはまってしまうのは、80年代の大映ドラマ的な見せたいものは全部見せてやる的根性と、それを含羞なく引き受ける役者の面白さでしょうね。
それに「80年代の大映ドラマ的」と言っても、日本よりもきっぱりとアメリカナイズされた韓国芸能の様相が「古さ」を消しているのです。

主演のホ・ヨヌ役のハン・ガインは子共時代をやったキム・ユジョンと比べて評判が悪いそうなのですが、私はいいと思いました。
ああいう線の太い女優は日本にはなかなかいないですね。吹き替えはぷちこの人で悪くはないですが、本人の声はもっと低くて迫力があります。
王妃役のキム・ミンソもいいです。
AVなどを見ると分かるのですが、歪んだ顔が絵になる女優というのはなかなかいません。
キム・ミンソの取り乱した顔は素晴らしいです。
ユン・スンアやペ・ヌリの嘘くささも、このドラマに実に合っていると思います。
男優もいいですが、妙にあっさりした感じの人を揃えましたね。
男優は日本の役者の方が面白いかもしれません。

とにかく、イ・ビョンフンの史実物もそうですが、日本の大河ドラマなどと比べると「面白さ」という点で韓国ドラマの方が歴然と勝っています。
これはもうちょっとどうしようもないのですね。


しかし、日本のドラマが全くダメかというと『ごめんね青春!』のような作品が突如として出てくるのですから油断なりません。
宮藤官九郎の『あまちゃん』以来のテレビドラマ脚本作品ですが、やはり全くの別格と言うしかないでしょう。

『あまちゃん』については以前書きましたが、「アイドルの歴史」を描いてしまった、というのが私にとっては決定的な事件でした。
「アイドルの歴史」って何だ?と思う方も多いでしょうが、簡単に言えばそれは松田聖子から宇多田ヒカルまでの30年間にだけ存在した時間です。

アイドルは松田聖子以前には存在せず、その後の発展的過程を経て辿り着いた宇多田ヒカルこそが最後のアイドル歌手だった。

これを一つの作品としてああいう形で見せられてしまったら、もうお手上げです。

私にとって、テクノ、パンク、アイドルという三大サブカルチャーが人生の主要テーマなのですが、アイドルについては『あまちゃん』で、そしてパンクについては『少年メリケンサック』で見事に一つの回答を示されてしまったのですから、宮藤官九郎というのは恐るべき男です(テクノについては、さすがに宮藤はやらないでしょうから自分で何とかしなければと思っています)。

前にも言いましたが、宮藤官九郎こそが宮崎駿を継ぐ者、すなわち国民的な何かを産み出すワーグナー的存在なのです。

それで、今やっている『ごめんね青春!』なのですが、これはかなり前衛的なところに踏み込んできたなという印象があります。

日本という国の一番の面白さは最も前衛的なものが最も大衆的、もしくは伝統的であるというところです。

宮藤官九郎や宮崎駿、あるいは宇多田ヒカルのようなセールス面においても日本を代表するアーティストが一番前衛的である、という事態は他の国にはあり得ないことです。

このことに人々はもっと驚くべきでしょう。

あるいは、先ほど『太陽を抱く月』を取り上げましたが、そもそも日本では実際に今現在、王(天皇)が存在し、王妃(皇后)と世子嬪(皇太子妃)が対立したり、王女が巫女をやったり神主に嫁いだりしているわけで、荒唐無稽な韓国ドラマが現実として存在しているのです。

だからこそ、『太陽を抱く月』のような架空の歴史ドラマなど作れないし必要とされないということもありますが、日本では伝統が一番前衛的である、というのはそういうことです。


先日、赤瀬川原平が亡くなりましたが、日本のような国で真に前衛的であるためにはかつて行っていたようなスキャンダラスなアート作品よりも、「トマソン」のようなやり方しかなかったのでしょう。

ああいうことは、糸井重里的な面白可笑しさに回収されかねない非常に際どい活動でしたが、「トマソン」の写真作品には前衛が大衆と伝統に飲み込まれる国の芸術のあり方が示されていると思います。

このことはまた、村上隆のようにアニメや骨董に擦り寄って前衛たらんとする似非外国人的な態度と厳密に区別されなくてはいけません。

2014年8月31日日曜日

amazonの買取サービスを利用して分かった注意点

amazonでCDやDVDなどの商品を見ていると、たまに「カートに入れる」ボタンの下の方に「Amazon買取」という表示があり、「買取申込」ボタンが付いていますね。

これは、amazonの中古ソフト買取サービスなのですが、先日始めて利用してみました。


このサービスは「Amazon買取」の表示がある商品に限られるのですが、量的には多くありません。

私は基本的にCDとDVDは、ケースを捨ててスピンドルケースに入れて保存しています。
メディアのケース、特にCDのプラスティックのあれは実にどうしようもないものだと思います。
あんなものは持っていたくないですね。
しかし、ケースを捨ててしまったものは買取対象になりません。

ただ、価値のありそうなものは元のケースのまま保存しているので、「Amazon買取」に出せるものをその中から選ぶことになります。
全部で30点近くありました。
買取可能なCDの傾向としては、根強いファンのいるアーティストのCDなんかが目立ちましたが、誰も知らないようなCDも買取対象になっていたりしてよく分かりません。

その後、別の中古買取サイトで値段を調べてみたのですが、駿河屋の方が高いという商品がいくつかありました。
どうも、昔のアイドルのCDなんかはamazonだと安くなってしまうようです。

例えば、松本典子のベストアルバム『Purity』が、amazonでは1,500円程度だったのに、駿河屋では6,000円で買い取ってもらえました。
やはり、高く買い取ってもらうためには比較は必要でしょう。

このように、手持ちのCDから買取可能な商品を選び、他店と比較するとなると結構な手間なのですが、ヤフオクで売るよりはマシといったところでしょうか。


買取手続き自体はそれほど煩雑ではありません。
「買取申込」ボタンを押していって最後に確定すると、そのときの値段で買取金額が決まります。
ただ、この値段が結構上下するようなのです。
私は2日くらいかけて買取商品を選んでいったのですが、どうも最初の値段よりもいくらか下がったようです。
そして、約一月前に買い取ってもらった値段を今見てみると、半分以下にまで下がった商品が結構ありました。
まあ、こういうのはよく分からないのであまり気にしない方がいいのかもしれません。

なお、商品のコンディションは「非常に良い」「良い」「可」の三段階から自分で決めて申告するのですが、少々キズなどがあっても「非常に良い」と申告して構わないと思います。
実際に査定はそれほど厳しいものではありません。
仮に自己申告より低い査定をされた場合、その査定で買取か返送してもらうかは選べます(商品別には指定できません)。
もちろん、ジャケットなどが欠品していると買取不可になるのでしょうが、特に注意しなければならないのは、帯にバーコードが印刷してある場合、帯のないCDは買取不可になるようです。

また、今回の場合、「エディション違い」による買取不可で返送されたCDが三枚ありました。
ようするに同じ商品でも型番が違うということなのでしょうが、紛らわしいのは、「お客様は、20--/--/--にこの商品を注文しました。」と表示されている商品ページから買取申込をしても「エディション違い」があるということです。
したがって、実際に買取可能かどうかは手持ちのCDの型番で確認することが必要になります。


支払いは初回が現金の銀行振込で、2回目以降はAmazonポイントとなるので、現金を希望する人は初回にまとめて売った方が良いでしょう。
銀行振込の場合、当然銀行口座を登録するのですが、これは後から変更できず確認もできないので慎重に行って下さい。
駿河屋の場合銀行振込料金がかかるのですが、amazonでは無料です。
また、送料はこちらから送るときはもちろん、amazonからの返送の際も無料なので、型番を確認しても買取可能かどうか分からない商品を送ってみてもいいでしょう。
ただ、査定や振込は早いのですが、返送はやや時間がかかるようです。

2014年6月30日月曜日

ノートン インターネットセキュリティの自動延長サービスを登録していて自動課金されてしまいました

私は3年前からウィルス対策ソフトに定番のノートン インターネットセキュリティを使っています。

このソフトは基本的に一年ごとに更新が必要で、その度に更新料というか延長料を払わなければなりません。
最初に割安な2個入りの製品版を買ったので2年目はそれで延長したのですが、去年、有効期間1年延長のために買い直さなければならなくなってどこが安いかを調べました。

その結果、結局公式のシマンテックストアが1,980円で一番安いことが分かったのでダウンロード販売で購入し延長しました。

そのときに、クレジットカードの自動引き落としによる延長サービスが強制的に申し込まれてしまったようなのです。

そして、1ヶ月くらい前に「【シマンテックストア】自動課金のご案内(更新期限まで残り37日)」というメールが届いたのですが、自動課金を登録したという認識がなかったために、「一週間前くらいに決めればいいや」と思い内容をよく読まずに放置していました。

すると、10日くらい前に自動で課金されてしまったのですね。
料金は5,990円でした。つまり、去年の三倍になっていたのですが、調べてみると去年の価格は特別に安くて通常価格が5,990円のようですね。

ようするに、最初に安い値段で釣って、その際に自動課金を登録させて毎年自動で徴収するというシマンテックストアの戦略にまんまと乗せられてしまったわけです。

ちなみに、amazonでは3,000円から4,000円くらいで優待版が買えるようなので、差額は2,000円から3,000円くらいですが、優待版にもいろいろあって分かりにくく、また、新たに入れ直すということになって、残り日数を反映させるにはシマンテックに連絡が必要だとか少々面倒なところもあるようです。

まあ、最近は忙しいので何もしないで延長できる自動課金でも良かったのですが、シマンテックの姑息なやり方には腹が立つので即刻、自動課金は解除しておきました。

解除をするサイトはストアヘルプの一番下の「こちらの注文情報確認ページより自動延長サービス停止のお手続きをお願い致します」から入るようになっていますが、分かりにくいですね。
また、解除する際は、自動課金されたときの注文番号ではなくて、最初にシマンテックストアで買った際の注文番号を入れないとダメなようです。


とにかく、いろいろ困ったところのあるノートンですが、実際問題、ネットバンクなどを使っている状況では必須と言うしかありません。

トラブル対策のためにヤクザに用心棒を頼むようなものですが、みかじめ料だと思って毎年金を払うしかないのでしょうか。

2014年4月30日水曜日

iTunesに入っていた曲を全てAIFFフォーマットに入れ替えました

今日で4月も終わりです。
少なくとも一月に一度はこのブログを書くという方針なのですが、前回からもう一月経ってしまったとは信じられない早さです。

前回の記事でハードディスクを買った話を書いたのですが、その用途はiTunesに入っていた音楽ファイルを全てリッピングし直してAIFFフォーマットにするためでした。

それまでは、128kbpsのAACオーディオフォーマットで入れていたのですが、よく考えると自分は携帯プレーヤーで音楽を聴かないのでファイルを小さくする必要などないことに気がついてしまったのです。
そうすると、当然、音の悪さが気になります。

家のオーディオ環境は、PCからRolandのUSBオーディオインターフェースのデジタル出力を経由し、tc.electronicのDACとYAMAHAのMSP5 STUDIOを繋いでいるのですが、この程度の再生装置でも圧縮音源の音の悪さは明確ですね。
如実に音の拡がりが違うのです。

そこで、いろいろ比べてみたのですが、まず、現在のiTunes Storeの標準となっているAACの256kbpsでも全くダメですね。
よくこんなものを売っているなぁと思ってしまいます。
その後、ビットレートを上げていくと改善したような気がするのですが、やはり違うような気もします。
正直、よくわからないですね。
そうなると、Appleロスレスしかないだろうということになり、これはもう実際に聴き比べても違いは分かりません。

ファイル容量はAIFFとAppleロスレスとでは倍違います。
計算してみたところ、必要な全ての楽曲を入れるとAIFFで2TBは必要なことが分かりました。Appleロスレスなら半分の1TBで済みます。
そして、ハードディスクについて調べてみると、2TBまでならだいたい安定していて値段もそれほど高くないことが分かりました。
だったら、2TB(実際にはRAID1なので2TB×2)を買ってAIFFで入れてしまおうということになりました。

ただ、容量以外にもAppleロスレスの利点はあるかもしれません。
一つはPCを使わないオーディオ装置のいくつかで、AIFFには対応していないがAppleロスレスに対応しているものがありました。
つまり、Appleロスレスの方が汎用性に優れているかもしれない、ということですが実際に全ての機機の対応状況を調べたわけではないのでよく分かりません。
また、こちらも全くの推測なのですが、ネットを見たりしながらのリッピングでしたので極めて稀にノイズが入ってしまうことがありました。この確率がAIFFよりもAppleロスレスの方が低いのではないか、圧縮しながらの方がノイズが入りづらいのではないかと思いました。
いずれにしても根拠のない話ですので参考にならないでしょうが、Appleロスレスでも良かったのかなと思っています。

とはいえ、AIFFの方が気分はいいですね。
まあ、最後は気分の問題です。

ちなみに、iTunesでリッピングする場合、WAVは問題外です。
タグ情報を書き込まないからです。


また、以前のリッピングの際に一つ大きな間違いをしていたので、ずっと気になっていました。

それは、実際の「コンピレーションアルバム」ではないフィーチャリングなどが含まれるアルバムを通常のアルバムとしてリッピングしていたのです。

iTunesではリッピングの際、一つのアルバムに複数のアーティストが入っている場合、CD情報の「コンピレーション」にチェックを入れてコンピレーションアルバム扱いにしないと、アルバムが複数に別れてしまうのですね。
そうなると、iTunesのブラウザで非常に見にくくなります。
したがって、二組以上のアーティストが入っているアルバムをリッピングする際は、必ず「コンピレーション」にチェックを入れないといけないのですが、R&Bのアルバムのように数曲だけフィーチャリングが含まれているような場合だと、アーティスト名からフィーチャリングの表記を除いて曲の名前(タイトル)やコメントに書いておき、アーティスト名は一つに統一して「コンピレーション」にしない方がいいかもしれません。
そうしないと、カラムブラウザーのアーティストに名前が出てこないからです。


なお、参考までに私のAIFFでのリッピングに必要なiTune上のアルバム一個当たりの容量を書いておくと580MBくらいでした。

「アルバム一個当たり」というのは、iTunes上の「アルバム」は実際のCDの枚数と違い、お菓子のオマケの一曲入り8cmCDシングルからメシアンの17枚組ボックス・セットに至るまで、全て一つの「アルバム」としてカウントしたものになります。
また、基本的には全ての楽曲を入れる方針だったものの、重複している曲や気に入らない曲を削除した結果ですので正確な平均値とは全く言えないのですが、様々なジャンルにまたがる2500「アルバム」以上の「平均」ですので、「アルバム一個当たり」これぐらいの容量を見込んでiTunesで表示されている「枚数」で計算すれば、必要な全体容量が分かるのではと思います。


それにしても、大変な作業でしたね。
表記のユレを最小に抑えつつ欠落していたデータを確認して入れたりしていたら、3ヶ月半も掛かってしまいました。
「これが終わったら本の自炊をしよう」などと考えていたのですが、冗談じゃないです。
こんなことは、これ以上とてもできません。
業者に頼みます。

2014年1月1日水曜日

ある意味、最終回にすべき紅白歌合戦

新年、明けましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いします。


昨日の大晦日はやはり紅白歌合戦を見ました。
一昨年と同様に、一年に一度だけ日本の歌謡界の現状というものを知る機会だと思って見たのですが、特に何もないという感じでした。

何もないというか、今や「枠」が固定化してしまい、決まった系統の人達のための番組という様相が強くなってしまった印象です。

まず、ジャニーズだけで司会も含めて5グループも出ているのですね。男性アイドルの独占化は揺るぎないようです。
6年前までは、ストーブさんがWaTとしてアイドル枠で出てマイクを倒されたりしていたのですが、今はジャニーズ以外の男性アイドルというのは存在しないのでしょうか。

そして、AKB関係が三組。EXILE関係も三組。

他にはアニメ枠というのがあって、何だかよくわからない絶唱系の人が歌っていましたが、グラサンの人は音響的にミスがあったと思います。
アニメ枠は二組だけですが、私としては、『大ちゃん数え唄」でデビューした天童よしみも入れたいですね。
さらに、ポルノグラフィティというバンドも入れたいです。なぜなら、このバンドだか何だか分からない人達の音楽はいつ聴いても全くつまらなくて、そこがアニソンっぽいからです。

賑やかし枠というのもあります。
ゴールデンボンバーとももいろクローバーZです。
ゴールデンボンバーはドリフのコントみたいなことをやっていました。一発屋だったようで去年と同じ曲でしたが、毎年、同じ曲でコントをやるというのも面白いかと思います。


私がいいなと思ったのは、miwaという人です。
ルックスも歌も良く、曲も良かったです。
声はかなり安定していて加工しているのかよく分かりません。ただ、この人はギターなどを見ても音楽的に優れていると思います。

あと、全然好きじゃないのですが泉谷しげるは悪くなかったと思います。
しかし、できるのなら三上寛が出て『夢は夜ひらく』を歌い、藤圭子の追悼をしてもらいたかったです。
三上寛が無理なら、荒川良々に歌ってもらっても良かったのですが・・・


その荒川良々演じる吉田副駅長から始まった『あまちゃん』ですが、結局、『あまちゃん』のための紅白だったという感が否めないよね、です。

さすがに、薬師丸ひろ子まで出てきて歌うとは意外で、感動してしまいました。

特に潮騒のメモリーズなのですが、やはりアイドルとはああいうものでなければいけません。
私としては、潮騒のメモリーズ=宇多田ヒカルなのですが、紅白のステージでは、うしろゆびさされ組でしたね。
橋本愛が結構普通にアイドル的なかわいさで高井麻巳子という感じでしょうか。

思い知ったか秋元康、というところですが、とにかくアイドルには「可憐さ」がないとダメなのです。

股間に顔写真付けて「慌てて衣装を逆さに」とかやっているのは、お笑い芸人です。というか、お笑いの人があれをやろうとしたら、「ちょっとそれは・・・」と止められるでしょう。
ふなっしーの精神異常者みたいな動きも同様ですね。
アイドルとゆるキャラがお笑い芸人の限界を超えるというのも面白いですが、正統派がいなければただのバカ大集合です。

もちろん、潮騒のメモリーズは正統派でもなんでもありません。ドラマの中の架空の存在なのですから。
しかし、そういうものにしか「正統派」があり得ない、ということが何で紅白に呼ばれていたのか分からない予備校講師の言葉を借りると、「今でしょ」ということなんだと思います。

この「正統派の不在」についてはアイドルだけに限らず、日本のポピュラー音楽全般に言えます。
それは技術的問題であり、今回の紅白を見ても、一般に歌が上手いと言われている徳永英明やDREAMS COME TRUEや西野カナなどは、私はあまり上手いと思いません。歌に癖が目立ちます。
アニメ枠の人もそうですね。
また、aikoくらいになると曲が良くてもあの歌では聴く気になりません。

また、中田ヤスタカ関連については、曲が面白くなくなったというか、あの作り方だと限界があるのでしょう。
最近の曲を聴くと、ボカロPみたいなメロディラインになっているようです。

サカナクションというのも初めて聴きましたが、「(ああ、ね・・・)たいしたもんだ」という感じです。
あと、「オリンピックのテーマソングを歌う人枠」というのがあって、これもまたつまらないのです。
miwaさんにはそういう人になって欲しくないですが、ちょっと危ないです。

ついでに美輪明宏ですが、平和への強い想いがあるのは分かります。しかし、それならば去年も言ったようにPSYと馬ダンスを踊って欲しかったです。
NHKも台湾から中継とか日和ったことをやっていないで、こういうときだからこそ韓国アイドルを堂々と出せばいいのです。
韓国アイドルが出てくると文化侵略だとか考える人がネットでは多いようですが、それは違います。

文化とは奪うものなのです。

実際に今の紅白をまともな歌番組として成立させようとすれば、韓国人でも中国人でもどんどん出すしかないのではないでしょうか。
外国からじゃんじゃん奪うべきなのです。

一方で、演歌の人は昔のヒット曲をアイドルにバックで踊らせて歌う、というスタイルに存在価値を見いだしているようですが、それでいいのでしょうか。
例えば、森進一などは急遽、『冬のリヴィエラ』に変更して大瀧詠一を追悼する、といったような気の利いたことをしても良かったと思います。

このままでは、サブちゃんのように50回も出るのは難しいでしょう。
そのサブちゃんですが、やはり年齢的にも限界なのでしょうね。
もうちょっと大御所の引退に相応しい壮大な大トリを予想しましたが、今回のおふざけムードに合わせた感じでこれはこれで良かったと思いました。


それにしても、『あまちゃん』の「第157話」、つまり本当の最終回を紅白でやるというのは、よく考えると凄いことです。
それはもう、紅白歌合戦じゃなくて『あまちゃん』なのです。

あるいは、「正統派アイドル」としての『暦の上ではディセンバー』が大友良英のノイズギターに乗せられたら、それはもう、アイドルではなくてノイズなのです。

そういう、倒錯こそが『あまちゃん』がもたらした本質的な面白さですね。


しかし、最大の倒錯は綾瀬はるかが司会をやった後で、今年以降まともな司会では誰も満足できなくなったということです。

紅白を止めるなら、「今年でしょ」ということでしょうか。