2013年1月16日水曜日

歌会始に込められた天皇陛下の政治的メッセージ

先ほど、皇居で歌会始がしめやかに執り行われました。
やはり日本という国は、歌会始こそが新年の本格的スタートという感じですね。

しかし、この歌会始、単なる文化的行事ではありません。
普段は政治的メッセージを一切発することのない天皇皇后両陛下、そして皇室の方々が日本国に向けてその意向を高度に洗練された和歌にして表明する唯一にして最高の場なのです。
会の最中変わることのない天皇陛下の普段はお見せにならない厳しい表情がそのことを何よりも伝えています。

それでは、今年の歌会始において何が主要なメッセージだったのでしょうか?
それはやはり、安倍政権誕生で実現が難しくなった女系天皇、女性宮家創設の問題でしょう。

まずは雅子妃殿下の歌を詠んでみましょう。

十一年前
吾子の生まれたる
師走の夜
立待ち月は
あかく照りたり

女性天皇になることができなくなった愛子様が誕生された11年前をふり返り、女性皇族の行く末を案じる歌と言っていいでしょう。わざわざ11年前という半端な年月の過去を懐かしむ歌を詠むことで、雅子様の強い御意志が反映されていると考えていいのではないでしょうか。秋篠宮様の若干驚いたようなお顔が印象的でした。

そして、陛下の歌、大御歌です。

万座毛に
昔をしのび
巡り行けば
彼方恩納岳
さやに立ちたり

「万座毛」に行き彼方の「恩納岳」を眺め「さや」に立つ。
「恩納岳(オンナダケ)」=「女だけ」になってしまう皇室の彼方すなわち未来を憂う歌、と解釈していいのではないでしょうか。
「さや」とはむろん、「サーヤ」の愛称で親しまれた黒田清子様のことであり、清子様の宮家を立てたいという思いが込められているとも考えられます。
また一方で、恩納岳は18世紀琉球王朝時代に琉歌に詠まれたことでも有名な山だそうです。
やはり、陛下のもう一つのメッセージとして沖縄を孤立させてはいけない、沖縄の島々を守らなければならないという御意志が強く顕れているのではないかと考えられます。
尖閣問題や米軍基地問題などで沖縄の人々の心が日本という国から離れてしまうようなことを強く懸念された歌でもあると思われます。

こうして考えると、今年の大御歌はかなり率直に日本政府に対し大御心を表明している歌と言ってよいでしょう。もはや勅命と言ってもいいかもしれません。
出席していた赤松広隆などは終始キャバクラの女のことを考えているような呆けた顔をしていましたが、聡明な谷垣禎一法務大臣などは陛下の御意向を十分に理解してか、やや青ざめた表情をしていました。


ところで、歌会始では講師と呼ばれる人がまず全句を節をつけずに読みます。続いて発声や講頌と呼ばれる人達が節をつけて歌うのを皆で聴くわけですが、これはDJが曲をセレクトしレコードで再生して、それを聴く人達が踊るというクラブの様式を彷彿させるものです。
言わば、講師はディスクジョッキーならぬソングジョッキーと言ってもいいかもしれません。あるいはラッパーの役割を担うレゲエのDJに近い存在ですね。

歌会始において講師ことソングジョッキーは坊城俊成さんが担っています。
長髪を束ねたメガネのナイスガイです。本業は建築史家なのだそうです。
ちなみに、学生時代の坊城氏が私のいたメガネ屋でメガネを買っていただいたこともありました。


最後に私も一つ歌を詠みましょう。
今年のお題は「立」でした。

金棒を
花の頭に
打ち立てし
ひなのもすがる
関東連合

今年こそはいい歌を作っていきたいと思います。

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